2011年8月30日 (火)

ジャコメッティの絵 1937。

Img 彫刻家・ジャコメッティの油絵ですが、紆余曲折、行ったり来たり、まるで人生そのまんまをタブローを通してぶつけてきた彼らしい軌跡の証しです。1937年の夏の作品ですが、その後の鋭い線を中心にした作品以前の具象に戻った感性がダイレクトにキャンバスに表れています。
光と影の、それも塊でなく家具の細部に観られる繊細な差異が、彫刻家ならではの繊細さを物語っていますね・・・。画面の中央にリンゴ(?)がひとつ、それも真っ白な平面の上に載り、全体の荒々しいスクラッチのような画趣とのコントラストが象徴的ですが、それが何を示唆するのはもう、不可解であります。

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2011年7月 8日 (金)

暑さにはエドワード・ホッパーさんにお願いして・・・。

Ed2 家に居てもむっとする空気にまとわりつかれたような気持ち悪さは、これまで記憶のない感覚ですが、皆さんもさぞ寝苦しい日々をお過ごしかと存じます。こう節操のない天気が続くと気分的にも滅入りますし、心理的にも悪影響を及ぼすのは間違いないですから暑気払いなど細かな生活技術が案外と大切であります・・・。
そんなとき私は、簡単ですが部屋に掛っている絵を時季に合わせて入れ替えしています。この暑さですから、分かりやすいトロピカルな写真なども良いのですが、ここはやはり、エドワードホッパーさんの街並に登場してもらいました。何だ!、随分日射のキツイ絵だなあ・・・、と思われても当然、まさに夏の日差しを受けたニューイングランド地方のGloucesterのメインストリートを眩しい中で描いたのですから・・・。

吸水しにくいカートリッジ・ペーパーならではの硬い画質が水彩絵具の発色を最大限に引出し、いっそう乾ききった暑さを印象付けています。
この絵を見ながら、最近気に入っているペプシコーラのドライタイプに、厚手に切ったレモン・大きめの天然氷を入れて飲めば、今日も些細ではありますが納涼天国なのであります・・・。

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