2011年7月24日 (日)

これで山岳もおしまい。

Rimg37584 Rimg37634 アルプス3連戦の最終日は、109.5kmという短距離決戦。わずか3時間ほどで終わってしまうステージは、おそらく誰もがスタートから猛スピード で走り出すに違いない。特に山岳賞の行方が未だ決定していない場合、ヒルクライマーたちは最後のポイント収集に向けて全速力で逃げを試みるだろう。そして 今ステージ終了時に、2011年赤玉ジャージの争いは終結する。

もちろんマイヨ・ジョーヌと表彰台を巡る争いも、ステージ序盤から大きく揺れ動くだろう。この短いステージに登場する峠は3つ。前日 ゴールの舞台となったガリビエ峠を、この日は逆から登坂する。その前に、ガリビエとほぼセットで一緒に登場する1級テレグラフ峠(登坂距離11.9km、 平均勾配7.1%)をこなす必要あり。そして山頂からわずか4.5km下ると、すぐに超級ガリビエ登山へ取りかかる(16.7km、6.8%)。さすがに 今回は標高2645m地点までは上らずに、2556m地点から長い長いダウンヒルをはじめる。そして延々40kmほど下って、スプリンターには関係のなさ そうな中間ポイントを越えると、いよいよ2011年大会最後の山頂フィニッシュへのアタック開始。自転車界で最も有名なアルプス伝説の峠、ラルプ・デュエ ズの「21のヘアピンカーブ」へ突入だ!

1952年にファウスト・コッピが史上初めて制して以来、2008年カルロス・サストレまで、過去26回の熱戦がこの山で繰り広げら れてきた。優勝者の名前はカーブ地点の番号プレートに刻まれることでもおなじみ。2006年勝者のフランク・シュレクの名前は、18番カーブに見つけるこ とができる。そして2011年勝者には、オランダのヨープ・ズートメルクと同じ16番カーブ、つまり登坂口から数えて6番目の曲がり角に永遠にその名を残 す名誉が与えられる。

アルプス山越え最終日は、ラルプ・デュエス峠に向かう最高にスリリングなひと時でした。自転車レースの先の読めない展開が次々に起こり、サイボーグのような選手も徐々に淘汰されていくなか、コンタドール選手が序盤からアンディ・シュレックを引っ張りペダリングも他の選手とは比較にならない回転ピッチでした。方や、マイヨ・ジョーヌを着続けるフランスのプライドの権化・ヴォクレール選手は、管理されたチームマネージメントとは真逆な孤高な一人旅の連続でしたが、くたびれたり追い上げたりと、表情があからさまで30年前の選手の雰囲気を漂わせ、私世代には嬉しい姿を堪能させてくれました。

ラルプ・デュエス峠で待ち受ける熱狂フアンも以前からすれば興奮度が静かになってましたが、それでも、選手とフアンの接触寸前の様子が見ものでありました。

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2011年7月23日 (土)

アルプス二日目・・・。

Rimg37424  Rimg37461 Rimg37456 Rimg37508 アルプス難関3連戦の中日。ツール一行はイタリアからフランスへと再入国を果たし、ガリビエ峠の山頂でアルプス通過100周年を祝う。1年前はトゥ ルマレ峠が史上2回目の山頂ゴールを迎え入れたが、ガリビエ峠のてっぺんにフィニッシュラインが引かれるのは史上初めての試み。加えてツール史上、最も空 に近いゴール地である。その標高たるや、なんと2645m!

巨大な超級峠を3つ通過するこのステージには、ガリビエよりさらに高い山頂も登場する。この日の107km地点にそびえ立つアニェル 峠、標高2744m。海抜355mのピネローロをスタートした一行は、つまりたった1つの山だけで2389mの標高差を味わうことになる。登坂距離は 23.7km、平均勾配6.5%。上りのラスト10kmは10~11%とかなり厳しいゾーンが続く。山頂で国境線を越えると、20kmもの長い下り。下り も勾配が高いため、スリリングなスピードダウンヒルが見られることだろう。続いて2000m超えのイゾアール峠への上りが待ち構える(14.1km、 7.3%)。そしてボベとコッピ、歴史に残る2人の大選手の記念碑が建つイゾアール山頂から下ると、いよいよ、ツール創始者アンリ・デグランジュの記念碑 の建つガリビエ山頂への登山に取りかかる。22.8kmの上りは、平均勾配こそ4.9%と低い。ただし最終9kmは平均6%超え、ラスト4kmは平均 9%・最大12%超えと、つまり、上れば上るほど厳しさは増していく。

 

大会関係者も優勝本命たちも、誰もがこう断言している。ガリビエの頂でマイヨ・ジョーヌを着ていた選手が、3日後のパリで総合優勝に 輝く可能性が非常に高い、と。ならばこのアルプス最難関ステージが、去年のトゥルマレ峠のような「引き分け」に終わらず、スリリングな展開と熾烈なアタッ ク合戦で彩られるよう願いたいものだ。

アルプス越え二日目、ガリビエ峠を越すことは百年前からのお約束・・・、最終段階に入ったシュレック兄弟の追い上げはすさまじく、急降下戦闘機のように下っていくその姿はスリル満点でありました。明日も地獄の山岳が待っています。

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2011年7月22日 (金)

アルプス越え三日間!。

Rimg37344 Rimg37357_2 ピレネー山脈越えが終わったと思いきや、あっという間に、アルプス越えが始まりました・・・。毎晩テレビにかじりついて、レースの展開から空中撮影からのみごとなパノラマを堪能していますが、毎日200キロ近い距離を走り続ける選手のスタミナの凄さに、改めてびっくりしますね。初日は最後の一級山越えがポイントでしたが、迫ってくる山脈やフィアット一族が開発した山岳リゾートなどを俯瞰で堪能しているとあっという間に深夜になってしまいます。このレースには狂信的フアンも多く、以前は選手とぶつかり合うくらいの至近距離で応援をしていましたが、デジカメの普及で写真を撮る観客が増え、テレビを通しても、以前の興奮した様相の迫力は失せてしまいました。
強烈な日差しの射す初日でありました。

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2011年7月13日 (水)

時速90キロで下る!。

Rimg37177 Rimg37173 待ち遠しかった液晶テレビが到着し、その日のTour de Franceを愉しみにしてましたが、やっぱり画面から伝わる迫力がこれまでとあまりに違うのに仰天!。光の三原色に黄色を加えたSHARP・AQUOS Quattronですから、色調も豊かに中間色が深味を帯び、ヘリコプターからの空撮映像もさらに臨場感満点です。

それにしても、最先端の自転車選手の下りの時速が、何と90キロとは驚きました。ほんの数年前までせいぜい75キロ程度ではなかったかと思いますから・・・。競技用自転車の先端技術の日進月歩・先端素材の積極採用によって軽量化は進化したものの、横風対応には若干の問題ありと指摘されているようで、そんなことも理由なのか、今年のレースは重軽症者・怪我人の続出が顕著です。

さてこのテレビですが、愉しみの発見は意外にもデジカメでの画面撮影です。これまでの「もわれ現象」が写らないだけでも嬉しいのですが、さらに、シャッタースピードをコントロールしたり、カメラを動かしてみたりすると、かなりアーティスティックな撮影が撮れますよ・・・。

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2011年7月 6日 (水)

2011 Tour de France

Lacarte  2011年7月2日にフランス西部のバンデ県で開幕する第98回ツール・ド・フランスのコースが、10月19日に パリで発表された。コースはフランスを左回りで一周するルートで、ピレネー山脈が前半、アルプス山脈が後半。第2ステージがチームタイムトライアル、最終 日前日に個人タイムトライアルが設定された。
 注目は、初めてコースに採用されて100周年を迎えるアルプスのガリビエ峠(標高2,645m)を2度通過すること。第19ステージにツール・ド・フラ ンス最高の舞台と呼ばれるラルプデュエズにゴールすること。最終日となる24日にパリ・シャンゼリゼに凱旋。総距離は3,471km。
 

●2011ツール・ド・フランスのコース
7月2日 第1ステージ パサージュ・デュ・ゴワ~モンデザルエット  191km★
7月3日 第2ステージ レゼサール(チームタイムトライアル) 23km★
7月4日 第3ステージ オロンヌ・シュルメール~ルドン 198km
7月5日 第4ステージ ロリアン~ミュールドブルターニュ 172km
7月6日 第5ステージ カルエ~カプフレル 158km
7月7日 第6ステージ ディナン~リズー 226km
7月8日 第7ステージ ルマン~シャトールー 215km
7月9日 第8ステージ エギュランド~シュペルベスサンシー 190km★
7月10日 第9ステージ イソワール~サンフルール 208km★★
7月11日 休日
7月12日 第10ステージ オリアック~カルモー 161km
7月13日 第11ステージ ブレイレミン~ラボール 168km
7月14日 第12ステージ クニョー~リュザルディダン 209km★★★
7月15日 第13ステージ ポー~ルルド 156km★★
7月16日 第14ステージ サンゴーダン~プラトードベイユ 168km★★★
7月17日 第15ステージ リムー~モンペリエ 187km
7月18日 休日
7月19日 第16ステージ サンポールトロワシャトー~ガップ 163km★★
7月20日 第17ステージ ガップ~ピネローロ(イタリア) 179km★★★
7月21日 第18ステージ ピネローロ~ガリビエ・セールシュバリエ 189km★★★
7月22日 第19ステージ モダンヌ~ラルプデュエズ 109km★★★
7月23日 第20ステージ グルノーブル(個人タイムトライアル) 41km★
7月24日 第21ステージ クレテイユ~パリ・シャンゼリゼ  160km
★は難易度 2011年7月2日にフランス西部のバンデ県で開幕する第98回ツール・ド・フランスのコースが、10月19日に パリで発表された。コースはフランスを左回りで一周するルートで、ピレネー山脈が前半、アルプス山脈が後半。第2ステージがチームタイムトライアル、最終 日前日に個人タイムトライアルが設定された。
 注目は、初めてコースに採用されて100周年を迎えるアルプスのガリビエ峠(標高2,645m)を2度通過すること。第19ステージにツール・ド・フラ ンス最高の舞台と呼ばれるラルプデュエズにゴールすること。最終日となる24日にパリ・シャンゼリゼに凱旋。総距離は3,471km。

0721_profil今年もやってきました。ひたすらその迫力とすっかりスリムになった選手のラーディング・フォームを堪能することにしましょう。7月14・15・16・20・21・22日の山岳が見物でしょうね・・・。ますます美しい映像テクニックも愉しみであります。

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